格安SIMで長電話すると損!?

1. 格安SIMの電話料金
2. 業者別お得な通話プラン(非IP電話)
3. Nifmoの「Nifmoでんわ」はお得に使える
4. こんなアプリも

格安SIMはキャリアと比べて、インターネットの閲覧やメールの送受信などデータ通信にかかる費用を大きく節約することができます。ですが、電話使い放題プランや一定時間の通話が無料になるプランが標準的に設定されているキャリアに対し、格安SIMでは長電話するとその分だけ電話料金がかかってしまうため損だとも言われています。そこで今回は、格安SIMで長電話すると本当に損なのかどうかを調べてみました。

1. 格安SIMの電話料金
格安SIMで長電話すると損という声をよく聞きますが、キャリアでも通話料金自体に違いがあるわけではありません。格安SIMでもキャリアでも、通常の通話には30秒あたり20円の料金がかかります。ですが、キャリアでは電話使い放題プランや一定時間の通話が無料になるプランが標準的に設定されているため、長時間通話した場合でも高額な通話料金が発生しないようになっています。
例えば、docomoでは月額2700円で電話がかけ放題になる「カケホーダイプラン」や、月額1700円で1回の通話あたり5分までの通話料が無料になる「カケホーダイライトプラン」などがあります。格安SIMではこのようなプランが存在しないと思われているため、格安SIMで長電話すると損だと言われているのです。
ですが実際には、格安SIMでも通話がお得になるプランやアプリがあり、これらを利用することで長電話しても損をしないようになっています。次に、非IP電話の業者別お得な通話プランを紹介していきます。

2. 業者別お得な通話プラン(非IP電話)

(1) DTI SIMの「でんわかけ放題」
DTI SIMでは月額780円の追加料金で1回の通話あたり5分までの通話料が無料になる「でんわかけ放題」のオプションがあります。5分を超過する分には30秒あたり20円の料金がかかりますが、それほど長電話しない場合はお得に通話することができます。

(2) DMMmobileの「DMMトーク」
DMMmobileでは「DMMトーク」というアプリを使って通話することで、通話料が半額の30秒あたり10円になります。1時間通話しても1200円の通話料なので、毎日のように長電話するのでなければお得に通話することができます。

(3) IIJmio(みおふぉん)の「みおふぉんダイヤル」、「ファミリー通話割引」、「通話定額オプション」
IIJmio(みおふぉん)では「みおふぉんダイヤルアプリ」を使って通話することで、通話料が半額の30秒あたり10円になります。また、みおふぉん同士の通話では一定の条件を満たすことで通話料が30秒あたり16円となり、「みおふぉんダイヤルアプリ」と併用することで30秒あたり8円になります。更に、こちらはオプションとして別料金がかかりますが「通話定額オプション」を利用することで一定時間の通話が無料になります。こちらの条件は公式ホームページをご確認ください。

(4) Biglobeの「BIGLOBEでんわ」、「通話パック60」
Biglobeでは「BIGLOBEでんわ」というアプリを使って通話することで、通話料が半額の30秒あたり10円になります。また、最大60分の国内通話が月額650円で利用できる「通話パック60」というオプションもあり、33分以上通話するのであれば「通話パック60」の利用がお得です。

(5) 楽天モバイルの「5分かけ放題オプション」
楽天モバイルでは月額850円の追加料金で1回の通話あたり5分までの通話料が無料になる「5分かけ放題オプション」を利用できます。5分を超過する分も30秒あたり10円の料金で通話することができ、それほどの長電話でなければお得に使うことができます。

(6) Y!mobileの「スーパー誰とでも定額」
Y!mobileではスマホプランで利用できる「スーパー誰とでも定額」のサービスがあります。Y!mobileで利用可能なスマホをお持ちの方はお得に通話することができます。

(7) Umobileの「UmobileSUPER」
Umobileでは月額1980円~4980円で、1回の通話あたり10分までの通話料が無料になり(300回まで)、データ通信の容量によって月額料金が変化する「UmobileSUPER」のサービスを利用することができます。無料通話(10分300回まで)+2GBのデータ通信を月額1980円で使えるので、10分程度の通話を頻繁に行う方には注目のプランといえます。

(8)OCNモバイルONEの「OCNでんわ」
OCNモバイルONEでは月額850円の追加料金で1回の通話あたり5分までの通話料が無料になる「OCNでんわ」を利用できます。5分を超過する分も30秒あたり10円の料金で通話することができ、それほどの長電話でなければお得に使うことができます。

3. Nifmoの「Nifmoでんわ」はお得に使える

Nifmoでは月額1300円で電話がかけ放題の「Nifmoでんわ」のオプションを利用することができます。Nifmoでは格安SIMの通話オプションとしては珍しくキャリア並みのかけ放題なので、格安SIMで長電話したい方にはおすすめです。「Nifmoでんわ」はIP電話のため、データ通信量が消費されてしまいますが、3分あたり1.5MBですのでそれほど気にすることなく通話することができます。

4. こんなアプリも

IP電話アプリで通話すれば、通常の電話料金より安く通話することができます。例えば、「050 plus」というアプリでは月額300円の基本料金でアプリ同士での電話なら無料で通話することができ、携帯電話とは1分あたり16円、固定電話とは3分あたり8円で通話できます。IP電話はインターネット回線を通じて通話するため、データ通信専用SIMでも利用することができます。
同様のアプリとして「Skype」や「LINE」などでも通話することができるので、気になる方は検索してみてください。

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